microCMS

【株式会社ドワンゴ様】コンテンツ更新における部署間のコミュニケーションや更新作業の無駄がなくなり、生産性が大幅UP!

工藤 港

今回は株式会社ドワンゴ様に導入事例インタビューをお受けいただきました。

御社の事業内容とご担当業務を教えてください

- 宮前さん

ドワンゴは、KADOKAWAグループの会社で、Webサービス事業の動画サービス「ニコニコ動画」をはじめ、ニコニコ超会議」などイベントの企画運営、ほかにも「N高等学校」と連携した教育関連のサービスといった教育分野での事業などさまざまなデジタルコンテンツやサービス展開しております。


中でも我々が所属する部署では、主にニコニコ動画でのユーザーとの接点やネットとリアルの融合を主軸にした事業を担当しております。澤村さんと私は主に、「サービスをリアルに再現してユーザーとサービス接点を持つ」ということをコンビネーションで取り組んでいます。

澤村さんは、エースエンジニアとして、UI/UXを向上させることでユーザーへの満足度のより高いサービス提供を行い、サービスを作る側の部分を担当しています。

ニコニコ動画は様々なカテゴリーがある中でも「歌ってみた」「踊ってみた」「ゲーム実況」といったニッチなサブカルチャーのプラットフォームでもあります。そのような部分をリアルに再現しようという想いからできたのが、「ニコニコ超会議」です。私は、リアルイベントも運営をしたり、サイト制作やマーケティングを行うことでユーザーとの接点を持つ部分を担当しています。

(写真左から澤村さん、宮前さん)

microCMS導入のきっかけを教えてください。

- 澤村さん

私たちが担当しているプロジェクトは、「ニコニコ超会議」や地方版の「ニコニコ町会議」、「超声優祭」「闘会議」など多岐に渡り、年中通してさまざまなイベントが常に走っています。

各イベントのWebサイトには、アーティストさんや各種動画など、更新が必要なコンテンツが多くあります。
microCMSを導入する前は、
企画側のメンバーがGoogleスプレッドシートへコンテンツ情報入力と画像アップロードを行う → 開発側でページに反映する
というプロセスで進めていましたが、コミュニケーションや更新作業の工数がかかりすぎるという課題がありました。

コミュニケーション工数の課題は、例えば、開発側が「画像をリサイズして、こちらでOKですか」と確認をし、企画側から「OKです。ここにこれ(コンテンツを)を入れてください。」と返ってくる。再度、開発側が「(コンテンツを)入れ込みました、確認してください。」と送り、企画側から「確認しました。この日に公開して欲しいです。」・・・というように、1つのコンテンツ更新に、開発側と企画側で確認のコミュニケーションの行ったり来たりが何度も発生していました。

一方でページ更新工数に関しては、もともと使っていた独自のCMSが不便な点があるという課題がありました。
例えば、コンテンツの並び順を入れかえるだけでも、0、1、2というように優先度番号を全て振り直さなければいけない、コンテンツ内に画像を入れ込んだ時に画像のリサイズを行わなければならないなどです。

そんな中、2020年の冬「ボカコレ」という企画が始まった際に、microCMSを導入することを決めました。
導入の決め手としては、企画側のメンバー自ら文章と画像を管理画面に直接入力ができて、さらにすぐにテスト環境で表示イメージを確認できるため、コンテンツ更新にかかる時間が大幅に削減できるからです。

画像のリサイズに関しても、microCMSなら画像編集APIを利用できるので、わざわざデザイナーがリサイズする必要がなく、パラメータをつけるだけでリサイズしてくれるというような利便性があり、その点においても開発側・企画側どちらにとっても、コミュニケーションや作業効率が上がって助かると感じました。
また、サイト制作チームでNuxt.jsでのサイト制作を標準化していこうという動きもあり、Nuxt.jsとも相性が良かったというのも導入を決めた1つの要因です。

コスト的な観点で見ても、問題なく費用対効果を感じられそうだということで、導入に至りました。

- 宮前さん

澤村さんは優秀なエンジニアで、社内のさまざまなプロジェクトの開発業務に携わっています。ですが、「この画像や文言を載せてください」といったようなこまごまとした依頼が頻繁に来たりするのですが、そういうのを1つ1つやってたら生産性下がるし、優秀なエンジニアには、決まったコンテンツの更新よりも生産性の高いことをやってもらいたいと考えていました。microCMSは、企画側のメンバーがすぐに入力できるCMSなので導入に至ったという経緯があります。

microCMSをどのような用途でお使いですか?

ボカコレ」のニュートピックス・ランキング・プレイリスト・アーティスト一覧・インタビュー記事・協賛周りの部分やTweetのIDの管理、下層ページとサイト内のあらゆるコンテンツ管理に使っています。
ボカコレにmicroCMSを導入して、生産性が大幅に上がったと感じたので、その後の企画である「ダンマス」や、次回の「ボカコレ」にも導入する予定にしています。

microCMSを導入してみて、どのような変化がありましたか?

- 澤村さん

もうとにかく便利です。笑
今では、更新日時の相談すら必要なくなりましたね。企画側のメンバーから「コンテンツの登録は完了したので、この時間に本番ページを更新してください。」という連絡が入り、開発側ではその時間に合わせてただワンクリックで設定するだけで公開予約が済んでしまうので、無駄なコミュニケーション・更新作業がなくなり、短いコミュニケーションですぐに更新ができるようになりました。
コンテンツの公開開始予約・公開停止予約機能はよく使っていますが、柔軟に設定できて便利ですね。

ドワンゴのサイト更新の特徴として、アーティストさんとのやりとりが多い点があり、アーティストさんから連絡が来て「明日公開してすぐにTwitterで告知したい」といった要望を受けることもあったりします。その際に、「今バージョン切り分けてサイトを更新するので時間かかります」という話は通じないので、その点microCMSは、アーティストさんから要望を吸い上げて、企画担当が管理画面入力で完了するといったような、フレキシビリティーな対応できるようになったのがとても便利だと感じています。

画像のAPIも活用していますが、とても便利です。アーティストさんから送られてきた高解像度な画像やサイズが異なる画像を、Webに最適化をかける部分(リサイズやフォーマット変換など)、人の作業が必要なくなったので、そこら辺はかなり便利になりましたね。
それまでは、必ずレスポンシブ用にリサイズしたりで、毎回結構な手間がかかっていました。メンバー全員が画像加工用のソフト(PhotoshopやIIlustratorなど)が入っていなかったり、使えるメンバーが限られていたりするので、どんな環境・どんなリテラシーの人でもパッと見で操作できる・ページ反映できるというのは、すごいありがたいなと思いますね。

また導入時に、運用メンバーに管理画面の触り方をひととおりレクチャーしなきゃいけないと想定していましたが、実際には管理画面のUIがわかりやすいので、さほど説明に時間を割かずに問題なく利用できたのが良かったです。

これからmicroCMSに期待してることはありますか?

- 澤村さん

DRAFTでAPIデータを取るときに予約時刻も取れると嬉しいです。事前に下書きが全部見られる環境で、このコンテンツは何時公開というのがわかればいいなと思います。

そのほかには、個々のコンテンツを編集するのに毎回個別に開かなきゃいけないと思うんですけど、それをYouTube Studioの動画管理やスプレッドシートのように、複数コンテンツの情報を一括変更できると、もう少し便利になることが増えるかなと思います。予約日時など複数同一の設定をしたいときにとても助かります。

今後の活用計画はありますか?

- 宮前さん

現状は各イベントでスポットで使ってるっていう状況ですが、ほかの案件でもすべからくmicroCMSを使っていって、コンテンツ運用業務の生産性を上げていければいいなと考えています。

- 澤村さん

そうですね、サイト全体を単純に置き換えるといったようなことは難しいですが、例えばニュースのようなリアルタイムで更新する必要があるコンテンツは、全部microCMSで管理するように置き換えていけたらコミュニケーションコストが削減できるのでいいのではと思っています。

おわりに

今回は、株式会社ドワンゴ様のオフィスにお邪魔してお話を伺いました。
更新頻度の高いサイトで生産性を上げるために苦労された点や工夫されている点、microCMSの活用方法など詳しくお話を伺えて、とても参考になりました。
宮前さん、澤村さん、ありがとうございました!

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