本日の更新情報をお伝えします。

レビューの権限をAPI毎に設定できるようになりました。

変更点

ロール機能では、APIごとにデフォルト権限を上書きして設定できる「個別権限」を設定できます。
以前までの

• API
• コンテンツ
• 開発者メニュー

に加えて「レビュー」の項目が設定できるようになりました。

設定できる権限はデフォルト権限と同じく、以下の通りです。
読み取り権限

• すべてのレビュー申請
• 自分が作成したレビュー申請のみ
• なし

作成権限

• ON（許可）
• OFF（制限）

編集権限

• 承認＋編集・コメント
• 編集・コメントのみ
• なし

それぞれ紹介します。

レビューの権限設定した際の動作の紹介

「読み取り」権限

レビュー管理画面（一覧画面、レビュー詳細画面）の読み取りに制限をかけられます。
例えば、

• デフォルト権限「なし」
• 個別権限「すべてのレビュー申請」

のように設定することで、特定のAPIに紐づくレビューのみの表示に制限できます。

「作成」権限

コンテンツ編集画面の「レビュー申請」メニューの表示に制限をかけることができます。

「編集」権限

「承認＋編集・コメント」を設定
以下のように「コンテンツ公開」「コメントの削除」といった重要な操作を許可します。
それに加え「編集・コメント」にあたる操作ができます。

「編集・コメントのみ」を設定
「承認」にあたる操作はできなくなります。
「編集・コメント」にあたる操作は以下の通りです。
①レビュータイトル・説明の編集
②レビュアーの指定
③公開予約日時の設定（公開自体を設定することはできません）
④レビューのステータス変更（公開せずにレビューを終了や再申請ができます）
⑤コメントの追加

「なし」に設定
以下のように読み取りのみの画面になります。


今回のリリースで、これらの権限設定がAPIごとに設定でき、組織やチームに合わせた柔軟なレビューを行うことができるようになりました。

ユースケース

具体的なユースケースをご紹介します。

部署ごとに承認者の担当を分ける

部署ごとに承認者担当を分けたい場合は、レビュー申請をAPIごとに設定するのが便利です。
ここでは、いつくか店舗が存在するお店のブログサービスを運用していると仮定して、以下のようにお店ごとにAPIを作成しました。

• 「埼玉店」API
• 「群馬店」API
• 「岡山店」API
• 「東京店」API

各APIにてそれぞれの店舗担当者だけで、「レビュー→公開」まで完結できると全体のワークフローがとてもスムーズになります。
実現するためのロール設定の一例をご紹介します。

まず店舗の担当者ごとにロールを作成します。
「埼玉店管理者」というロールを作成し、デフォルト権限「すべて解除」をクリックしてデフォルト権限をすべて制限します。

画像アップロードなどは使いたいなど、必要に応じてデフォルト権限の設定を行います。

次に個別権限を追加します。個別権限は、「個別権限を追加」をクリックすると追加されます。

「すべてのレビュー申請」など必要に応じた権限を設定します。個別権限を設定することで、デフォルト権限を上書きできます。

以下のように、埼玉店に絞り込んで管理画面を表示できます。

レビュー申請も「埼玉店」APIのもののみが表示されます。

さらに権限を絞った「埼玉店担当者」のようなロールを作成することでAPIごとのワークフローを組むことも可能になります。

おわりに

サービスの人数、転送量などにもよりますが、１つのサービス内で複数のAPIごとに運用することも可能になるかと思います。
1つ運用フローの例を挙げさせていただきましたが、組織に合わせた設定を行うことにより、柔軟なワークフローを組むことができるかと思います。
ぜひお試しください！


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