こんにちは、microCMSマーケターの中野です。
前職はエンジニアをやっていたのですが、あらゆるつまずきポイントでつまずいては悩んできました。そんな経験を活かして、初心者エンジニアの方に向けた、microCMSを活用するためのロードマップを考えてみました。
以下のような方を想定しています:
- Next.jsやAstroなどのWebフレームワークをさわったことがなく、チュートリアルを見てもよくわからない
- Node.js環境をセットアップしたことがない
- GitHubでのソースコード管理に不慣れ
ゴール:Next.jsプロジェクトを作成し、microCMSと連携させて、ホスティングサービス(Vercel)へデプロイする
Step 1 : 「microCMSのはじめ方」を実践する
https://blog.microcms.io/getting-started
上記リンクの記事を参考に、以下の手順を実践します。
手順
1. microCMSのアカウント登録
2. サービスの作成
3. APIの作成
4. コンテンツの作成
5. APIからコンテンツを読み込んでブラウザに表示
ねらい
- microCMSのサービス概要を理解する
- サービス作成〜API作成〜コンテンツ作成の流れをつかむ
- APIプレビューを行い、どんなレスポンスが返ってくるかを理解する
- Fetch APIを使って、ブラウザで作成したコンテンツを読み込む
Step 2 : Node.js & Visual Studio Codeのセットアップを行う
https://blog.microcms.io/setup-nodejs-vscode/
上記リンクの記事を参考に、以下の手順を実践します。
手順
1. Node.jsのインストール
2. Visual Studio Code(VSCode)のインストール
3. VSCodeの日本語化
ねらい
- 開発に必要なツールをインストールし、開発環境を整える
Step 3 : microCMSテンプレート「KANTAN! CMS STARTER for Beginner」を導入する
microCMSにはテンプレートサービスがあります。テンプレートのほとんどはNext.jsなどのWebフレームワークを使用していますが、こちらはHTML/CSSでつくられている、CMS初心者向けのテンプレートです。
(作者のしょうみゆ様、ありがとうございます🙏)
https://templates.microcms.io/templates/detail/de25a5ff-5731-42b0-ac35-6fafdf7ff143
手順
🔽 こちらのページに公開までの手順が詳しく書いてあるので、参考にしていろいろカスタマイズしてみてください。
https://beginner.kantan-cms-starter.com/flow/
※最後の「7.リリース」は「サイトを本番公開する」を参考にしてNetlifyで公開してみましょう。
ねらい
- microCMSテンプレートの導入方法を学ぶ
- GitHubアカウントを登録し、ファイルをDLする
- VSCodeのLive Serverプラグインを使用し、ローカル環境で動作確認を行う
- 設定ファイルでmicroCMSのサービスID、APIキーを管理する
- Netlifyへデプロイする
Step 4 : microCMSテンプレート「シンプルなコーポレートサイト」を導入する
Next.js(App Router)で実装されているmicroCMSテンプレート「シンプルなコーポレートサイト」を導入してみましょう。
https://templates.microcms.io/templates/detail/d31fd55a-7a23-4b03-9c27-baa753ce75db
手順
🔽 こちらの記事で、microCMSテンプレートの導入方法をステップ・バイ・ステップで説明しておりますので参考にしてみてください。
https://blog.microcms.io/how-to-make-easy-microcms-site/
手順の補足
10.microCMSでコンテンツ追加してみる
この手順まで進んだら、VSCodeでディレクトリ構成や各ファイルをじっくり見てみましょう。app > _libs > microcms.ts
の型定義が、各ページでどのように使用されているのか確認してみましょう。
ねらい
- 画面プレビューの設定
- .envファイルで環境変数を設定する
- 開発コマンドを実行する
- Next.js(App Router)のディレクトリ構成や実装方法を把握する
- Vercelへデプロイする
Step 5 : microCMS + Next.jsでJamstackブログを作成する
microCMSテンプレートは使用せず、自分でNext.jsのプロジェクトとmicroCMSのサービスを作成し、連携してみましょう。
https://blog.microcms.io/microcms-next15-jamstack-blog/
上記リンクの記事を参考に進めてみてください。
ねらい
- Next.jsプロジェクトを作成する
- ブログ用のAPIを作成し、APIスキーマを設定する
- CSS Modulesを使用し、外観を整える
- Webhookを使用し、記事更新時に自動的にビルドが実行されるように設定する
おわりに
無事にゴールを達成できたでしょうか?本記事がmicroCMSを活用するための第一歩となれば幸いです。
microCMSブログのチュートリアル記事などを参考にしながら、さらに実装を進めてみてください!