今回は株式会社プラスアルファ・コンサルティング様に、オンラインで導入事例インタビューをお受けいただきました。
御社の事業内容を教えてください
- 久保田さん
プラスアルファ・コンサルティングは、2006年に設立され、文章を解析するテキストマイニングをコア技術として、さまざまなビッグデータの収集・分析・活用を行うソリューションを展開しています。
ソリューション例)
・SaaS型テキストマイニング「見える化エンジン」
ビッグデータの中で膨大なテキストデータ(コールセンターへの問い合わせ、TwitterなどのSNS、アンケートなどに集まる膨大な顧客の声)の収集・分析・共有・改善を行えるサービス
・顧客実感型マーケティングプラットフォーム「カスタマーリングス」
顧客データ、購買データなどの膨大なデータから顧客を見える化してセグメントし、顧客に合った最適なコミュニケーションを実現するCRM/マーケティングオートメーションツール
・タレントマネジメントシステム「タレントパレット」
社員にまつわる人材データを一元化・分析し、採用、育成、配置、離職防止、経営の意思決定支援をワンプラットフォームで実現。人事にマーケティング視点を採り入れた「科学的人事戦略」を実践するタレントマネジメントシステム
ご担当業務を教えてください
- 久保田さん
タレントパレットのマーケティング担当として、主にWeb施策やマス広告(タクシーCM、テレビCMなど)などのプロモーション全般を行っています。
- 松尾さん
同じくタレントパレットのマーケティング担当として、Webサイトの更新や関連情報サイトとの連携、SEO対策などを行っています。
- 森田さん
現在は情報システム担当として、会社全体のセキュリティと各サービスのWebページのインフラまわりを担当しています。
(写真左から久保田さん、松尾さん、森田さん)
microCMS導入のきっかけを教えてください。
- 森田さん
microCMSを導入する前は、Webページをサーバ設置型CMSで管理していましたが、管理方法がバラバラだったり、読みにくいスクリプトなど煩雑に管理されている状態でした。何より、サーバ設置型CMS自体にセキュリティ的な課題を感じていたことから、セキュアな運用を行うため、ヘッドレスCMSを検討し始めました。
ヘッドレスCMS自体は、Web記事などで読んだりと目に触れる機会があり、以前から知っていました。ヘッドレスCMSの中からmicroCMSを採用した理由は、他の製品と比較した中でも使いやすそうだった点と、日本製という点でした。
私は以前、ReactベースのWebアプリケーションエンジニアだったこともあり、Gatsbyを用いたマークダウンベースのCMSなども検討しましたが、実際に記事を更新するマーケターや営業のメンバーなど非エンジニアでも気軽に記事を投稿できて、かつセキュアなCMSという点でも、microCMSを採用する決め手になりました。
- 久保田さん
事業部側としても、microCMSを導入する前から「Webページを誰でも更新できるようにしたい」という思いがありました。そこで、CMSを切り替えてみたり、色々と試行錯誤をしていたものの、なかなか利便性が上がらず、脱・属人化ができずにいました。また、セキュリティ面での運用課題をどう解決するのかという点にも頭を悩ませていました。
試行錯誤をしている際に、CMSからマークダウン化したものを静的サイトジェネレータを用いてGatsbyで更新するといった運用を試そうとしたこともありましたが、マークダウン自体が営業メンバーやマーケターなどの非エンジニアには馴染みませんでした。
そんな中、森田さんからmicroCMSの紹介がありました。
約3ヶ月間で段階的に導入しましたが、その際にmicroCMSパートナーのラスファクトリーさんが先回りしてプロジェクトを遂行してくださったり、開発の連携を柔軟に行ってくださったこともあり、導入が非常にスムーズでした。これまでにも新しいシステムを導入する経験が何度かあり、大体大変な思いをすることが多かったのですが、今回はそういった思いをすることがなかったです。
セキュアでかつ非エンジニアでも扱える操作性が良いUIであることや、松尾さんがマニュアルを作ってくれていることもあり、導入後も操作自体に全く問題なくスムーズに運用ができています。
microCMSをどのような用途でお使いですか?
- 松尾さん
タレンドパレットWebサイトのお知らせページ、イベントページ、導入事例ページの最新導入企業部分や、タレントパレットのオウンドメディアである「タレントマネジメントラボ」で使用しています。
「タレントマネジメントラボ」では、記事ページの運用だけでなく、記事の最後のCTA部分のテキストや画像・リンク先は全てmicroCMSの管理画面で記事ごとに変えられるようにしています。
また、最近リニューアルしたTOPページについても、microCMSのAPIを利用して、最新のお知らせ情報を掲載しています。
APIベースで拡張性がある点が、非常に便利だと感じています。一度作ったコンテンツを、他のページでも活用したいといった際に、コンテンツを柔軟に引っ張ってくることができるので、とても助かっています。
例えば、お知らせページで作成したイベントのお知らせ情報を、APIで連携して、イベントページの最新のイベントのお知らせ情報に自動で反映ができるようになっています。もしこれを一般的なCMSで実現しようとするととても手間がかかったんじゃないかと思います。
さらに、セミナーを開催地で絞り込みができるようにしたり、あらかじめ設定しておいたセミナーの開催日が過ぎると自動で受付終了の表示になるようになったりと、手で運用するとかなり大変な内容もmicroCMSなら簡単に実現できるという点が非常に良かったです。
microCMSを導入してみて、どのような変化がありましたか?
- 久保田さん
導入して良かった点は、誰でも使いやすく更新の効率が上がったことです。一時期はプレーンなHTMLでイベントページを更新していましたが、その際は、都度コーダーに細かく指示をして運用していました。そういったことが全て自動で運用できるようになりました。
また、イベントも頻繁に実施していて、その中でもPRしたいイベントがある際に、イベント一覧ページの上部やサイドカラムのバナーに表示させたりと、柔軟なマーケティング施策をノーコーディングでできるようになったのがとても良かった点です。
さらに、オウンドメディアの更新速度が上がったことによって、SEOの検索順位はかなり伸びてきている点です。GoogleのスコアリングツールであるLighthouseの計測スコアも、以前と比較すると格段に改善されました。
SEOについても、ラスファクトリーさんの多大なお力添えがあり、SEOに強い仕組みを構築できたと感じています。
元々のCMS導入の目的は、オウンドメディアの更新性を上げたい(SEO検索順位をあげたい)という点と、プロダクトサイト自体のお知らせなど頻繁に更新する部分の更新の手間を減らすという点でしたが、microCMSはそれら全てのニーズにうまく対応してくれたと感じています。
これからmicroCMSに期待してることはありますか?
- 松尾さん
microCMSは問い合わせの回答が早いのがとても良いですね。
今後のリクエストとしては、画像ごとにシステム内でトリミングできたらいいなぁと思います。また、管理画面のAPIの種類を増えてくると管理がだんだん大変になってくるので、APIをグループ化できたら嬉しいです。
今後の活用計画はありますか?
- 久保田さん
タレントパレット事業部で先行導入してみて、microCMSの使い勝手やラスファクトリーさんの対応が非常に良かったため、社内でも評価が高く、実際に他のソリューションでも横展開したいという話が出ています。
また、ソリューション用のランディングページもmicroCMSで作成・運用したいと考えていて、どのように実現するか社内で検討しようという話も出ています。
今後もWebサイト運用でうまくmicroCMSを活用していきたいと考えています。
おわりに
今回は、株式会社プラスアルファ・コンサルティング様にお話を伺いました。
CVポイントの出しわけなど、Webマーケティングにおける効果的なmicroCMSの活用方法など詳しくお話を伺えて、とても参考になりました。
久保田さん、松尾さん、森田さん、ありがとうございました!
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microCMSは日々改善を進めています。
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