今回は合同会社DMM.comより、エンジニアの上井慎之介さん、石倉和真さん、ディレクターの原田康紀さんにオンラインで導入事例インタビューをお受けいただきました。
microCMSをどこでご利用いただいていますか?
DMM競輪にて利用しています。
https://keirin.dmm.com/
画像:microCMS導入済みのトップページ画面
投票関連は別に専用のシステムを利用していますが、microCMSではお知らせやブログ、キャンペーン情報などサービスの付加的な情報の管理を行なっています。
また、全国の競輪場の基本情報管理やトップバナーなど売り上げに結びつきやすいクリエイティブの管理も行なっています。
microCMS導入のきっかけはなんでしたか?
同じチームで運用しているDMM百万長者ではヘッドレスCMSのひとつであるContentfulを利用していましたが、導入から2年ほど経ち他の製品も数多く出ていたことからDMM競輪では代替製品も検討することとなりました。
結果的に検討対象となったおおよそ5個前後のヘッドレスCMSの中からmicroCMSを選定することとなりました。
microCMSを選択する理由は何だったのでしょうか?
ITに詳しくないライターの方でも管理画面がわかりやすいこと、リッチエディタが備わっていること、予約投稿機能があることが主な選定理由です。
これらが実運用に耐えうるレベルで備わっているヘッドレスCMSとしてmicroCMSを選ぶこととなりました。
リッチエディタを選定理由に入れた経緯として、過去にはマークダウンエディタを利用していましたが頻繁に更新するコンテンツの場合は担当者の負担が重く、今回の案件にはリッチエディタが向いていると考えていました。
加えて費用面でもmicroCMSはリーズナブルで、現在はBusinessプランにて利用していますが予算の観点からも問題なく導入が可能でした。
またエンジニア観点ではヘッドレスCMS自体の考え方に慣れていたこともあり、2ヶ月程度の調査だけで案件導入を決めることができました。
画像:microCMS導入済みのキャンペーン画面(PC版)
使ってみてmicroCMSの良さは感じられましたか?
権限が必要十分なレベルで設定できる点が良いと感じています。
担当者以外には触ってほしくないAPI設定や請求周りなどを非表示にすることで安心できる状態で運用できています。
また、エンジニアとしてはコンテンツ参照が簡単に設定でき、APIも利用しやすいことが良いと思いました。
ライターの方に十分に理解してもらいやすい管理画面でありながら、シンプルな実装で要件を実現できました。
また、正規表現に関するバグで困ったことがあったのですがサポートに連絡することで比較的すぐに直していただけたのも助かりました。
バグがない方が良いという前提はありつつ、運営側と迅速にコミュニケーションができることは良い点だとは思いました。
画像:microCMS導入済みの競輪場画面(PC版)
現在のmicroCMSについて改善してほしい点はありますか?
いくつか要望があります。
一つはテーブルを使えるようにしていただきたいです。
現在はブログ内でテーブル表現をしたい場合は画像を貼り付けていますが、リッチエディタに直接テーブルを入稿できればデザイナー工数も更に浮いてよりスムーズなコンテンツ運用ができそうです。
(編集注:ロードマップにて予定している機能の一つです。今しばらくお待ちいただけますと幸いです。)
また、エンジニアとしては画像のImgix連携に関してautoフォーマットが使えたらWebp対応などもう少し楽になる場面はあったなと感じます。
(編集注:画像APIには一部の制限がございます。詳しくはドキュメントをご参照ください。)
こうした要望の実現など、エンジニアとライターの双方が活用できる機能や改善を進めてもらえることを引き続き期待しています!
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DMM.comのみなさま、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
いただいた改善点の対応も進めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
※本記事は2022年9月取材時点の内容です。