microCMS

【マネックス・アセットマネジメント株式会社様】サイト更新の脱属人化を実現し、以前より正確な情報開示ができるように

工藤 港

今回はマネックス・アセットマネジメント株式会社様に導入事例インタビューをお受けいただきました。

御社の事業内容を教えてください

- 永禮(ながれ)さん

おまかせ資産運用サービス「ON COMPASS」や「ON COMPASS+」といったロボアドバイザーと呼ばれるサービスをメインに、公募投資信託の運用や機関投資家向けの資産運用サービスの提供を行っています。

ご担当業務を教えてください

- 永禮さん

セールス&マーケティング部に所属していて、マーケティング全般を担当しています。具体的には広告やPR、オウンドメディアの運営、UI/UXの改善などを行なっています。

- 大嶋さん

事務管理部に所属していて、会社として運用している資産に関するデータや帳票の作成、金融庁への商品の届出資料作成や、お預かりしているお金を管理している会社で正しく管理されているかの確認や投資信託の値段などを日次ベースで確認を行っています。他にも、基準価額を出すための情報の提供や、基準価額が出たらお客様にホームページに情報開示を行うといった業務も行なっています。

- 柳田さん

プロダクト部に所属しており、販売会社さんのコミュニケーションとることをメインで行なっていて、同時にコールセンター業務もやらせていただいています。microCMSは、お客様に情報開示するためのツールとして活用させていただいています。

microCMS導入のきっかけを教えてください。

- 永禮さん

先日、コーポレートサイトをリニューアルすることになり、以下3つの要件の実現方法について頭を悩ませてました。

(必要な要件)

  1. 全体はHTMLで、一部既存CMS(CloudBerry)が入っているが使いづらい部分があり、更新体制などは現状のままでリニューアルしたい
  2. 日々の投資信託基準価額の更新が必須なため、CMSの仕組みは欲しい
  3. HTMLで作られたサイトの管理・更新をできる体制はあるものの、WordPressのようにサイト全てをCMSで管理した場合に、社内でエラーなどの解消が難しい


そこで、複数の制作会社さんに上記についてお伝えしたところ、ほぼ全ての会社から「microCMSなら御社の課題解決できます」と提案を受けたので、これはもう間違いないだろうな、ということでmicroCMSを導入することに決めました。

- 大嶋さん

日々の基準価額の更新業務は、CSVファイルを決まった場所にアップロードして、本番反映するみたいなことをやっていたのですが、なるべくその流れは変えたくなかったんですよね、すごく大事な業務なので。microCMSを導入した後も、本番反映部分以外は導入前と全く同じ動きでできているので、ストレスなく移行できたというのが率直な感想です。

microCMSをどのような用途でお使いですか?

主に、マネックス・アセットマネジメントのコーポレートサイトの下記の3箇所で利用しています。

  1. ファンド情報ページ:基準価額一覧部分(CSVファイルで数値反映)と各ファンドのページの文言やPDF資料をアップロード
  2. ニュースページ:コンテンツを更新するかファイルをアップロード
  3. 採用情報ページ:採用担当者が更新


また、コーポレートサイトにアップしたニュースから該当するニュースだけをサービスサイトのお知らせ部分に自動掲載されるようにAPI連携しています。

以前のCMSでも同様の対応を行なっていましたが、その際はコーポレートサイトのデータを読みに来るという仕組みだったので、コーポレートサイトが落ちると、表示されないという懸念がありました。
microCMSでコンテンツ管理するようになってからは、万が一コーポレートサイトが落ちても安心な設計となりました。
汎用性が高いので、今後、表示サイトが増えたときにもスムーズに連携できそうだと思います。

microCMSを導入してみて、どのような変化がありましたか?

- 大嶋さん

更新作業自体は簡単で、下書き保存後にプレビューで確認して、OKだったら公開ボタン押すとすぐ反映されます。
CSVファイルの元データは計理システムのテーブルから取ってきて、毎日同じところにあるものなので、それをそのまま反映できますし、PDFファイルもこちらでアップロードできるのはとてもラクです。

特に、予約投稿機能がとても便利ですね。土曜日から使用する目論見書もあったりするのですが、以前のCMS(CloudBerry)だと予約投稿ができなかったので、一応マーケットが閉まった後だから開示してもいいなということで金曜の夜に掲載していました。
今はmicroCMSの予約投稿機能を用いることで、より正確な時間に情報開示ができるようになりました。3名体制で更新を行なっていて、繁忙期に誰か1人でも不在になると作業が止まりやすいので、予約投稿ができるのはすごくいいなと思います。

また、以前のCMSだと、プレビューサイトと本番サイトは別々のものだったので、プレビューサイトに1回アップして確認して、OKだったら間違えないように同じことを本番サイトでアップする必要があり、ケアレスミスの心配がありました。microCMSだと同じこと2回やらなくてよくなったので、すごく楽になりました。

受益者への運用報告書や、月次でそのファンドの運用状況をお知らせする資料や購入する際の参考にする目論見書といったものを定期的に更新する作業を行なっていますが、月次や年次などそれぞれ決められた間隔で更新する必要があり、正しくやらないと当局報告になる可能性もあるので、その部分の更新作業が効率化できて確認も楽になったので、安心ですね。

また、これまではサイトの更新はシステム部に更新依頼をしていましたが、何営業日前までに決まった型式で提出する必要があり、担当者が時間制限に追われてバタバタするみたいなことがありました。microCMSを導入した後はその必要がなくなり、サイトの文言など担当者でも変更できる箇所が大幅に増えて、さらに担当者の好きなタイミングで作業を進められるようになったので、空いてる時間に作業したり、予約投稿機能を活用して繁忙期前に入力を済ませたりという使い方ができて、作業の効率化に繋がっています。

採用情報にしてもシステム部門に頼まずとも、採用担当者が瞬時に直せるのでサイト公開までの時間が半分以下に短縮されたようです。全体的にサイト更新にかかる作業手順が大幅に減ったので、全体的にサイト更新にかける時間がかなり削減できてよかったなと思ってます。

- 柳田さん

私はお知らせのところをメインに更新していましたが、以前は全部1人で管理していました。microCMSを導入してからは他のメンバーも編集・更新ができるようになったので、かなり効率がよくなったなと思います。あとは自分しかお知らせの更新方法を分かってないという状況が、みんなも分かるという風になり、業務内容を共有できたので、精神的にもかなりゆとりが生まれましたね。

例えば、マーケティング部署から「●●のお知らせ上げてください」、別の総務系の部署からは「役員が変わるからリリース上げといて」みたいな形で、更新方法も分からないし権限もないから柳田さんお願いと依頼されていました。
また、以前のCMSだと予約投稿設定ができなかったので、10時に更新してと言われたときは、9時57分くらいからスマートフォンを片手にドキドキしながら更新作業を行なっていたので、更新が遅れたらどうしようと思うことがよくありました。

今は各部署で管理画面で確認ができるようになったので、この部分まで準備してもらって予約投稿で更新するみたいなことができるようになって、精神的負担がすごく軽くなりましたね。

操作面でも、以前のCMSと比較するとすごく使いやすいです。日本語表示だし、説明されてなくても多分ここなんだろうなみたいな直観的に操作できるので、誰が見ても使いやすく社内展開がしやすいと思います。

これからmicroCMSに期待してることはありますか?

- 永禮さん

毎月更新するリリースの内容がリターンとかリスクとかを公表しているという場合、表形式になっていることが多いのですが、今はPDF表示かパワーポイントで表を作って画像化して対応しているので、リッチエディタのデフォルトの機能としてテーブルが作れるようなフィールドがあるとすごく嬉しいです。

おわりに

今回は、マネックス・アセットマネジメント株式会社様のオフィスにお邪魔してお話を伺いました。
更新頻度の高いサイトで生産性を上げるために苦労された点や工夫されている点、microCMSの活用方法など詳しくお話を伺えて、とても参考になりました。
永禮さん、大嶋さん、柳田さん、ありがとうございました!

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microCMSは日々改善を進めています。
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