こんにちは、マーケターの中野です。
microCMSでは、iframeの仕組みを利用して、外部にホスティングした自作のフィールドを埋め込むことができる拡張フィールド機能をご提供しています。
こちらの機能を利用することで、自社データや外部データの読み込み・選択が可能になります。
このたび、ユーザーのみなさまから度々ご要望をいただいていた「郵便番号を入力すると、都道府県・市区町村・町名以下を自動で補完できる拡張フィールド」をOSSとして公開しました!
🔗 GitHubリポジトリ:microcms-field-extension/examples/address-from-zipcode
どんな機能?
管理画面上で郵便番号を入力すると、以下の住所情報を自動で補完してくれます:
- 都道府県(例:東京都)
- 市区町村(例:千代田区)
- 町名以下(例:神田鍛冶町)
セットアップ方法
以下のコマンドでセットアップできます:
npx create-next-app my-app --example https://github.com/microcmsio/microcms-field-extension/tree/main/examples/address-from-zipcode
cd my-app
export NEXT_PUBLIC_MICROCMS_ORIGIN='https://xxxx.microcms.io'
npm run dev
※'xxxx'
には、ご利用中のサービスIDを設定してください。
使用方法
1. microCMS管理画面で、API設定 → APIスキーマ → フィールドの種類「拡張フィールド」を追加
2. 「拡張フィールド URL」に、以下いずれかのURLを入力します:
3. コンテンツ編集画面で入力を行うと、 { postalCode, prefecture, city, town }
という形式でJSONデータが保存されます。
レスポンス例
たとえば、郵便番号 1010045
を指定してコンテンツを保存した場合、以下のようなレスポンスが返ってきます:
{
"postalCode": "1010045",
"prefecture": "東京都",
"city": "千代田区",
"town": "神田鍛冶町"
}
利用しているAPIについて
本プロジェクトでは、株式会社アイビス 様が提供されている「郵便番号検索API」を利用しています。このAPIを使用することで、郵便番号から都道府県・市区町村・町名以下を自動取得できます。
ご利用にあたっての注意事項
- 本拡張フィールドは、郵便番号検索API 利用規約 に同意のうえでご利用ください。
- 可用性や大量アクセスが求められる場合は、株式会社アイビス様が提供する郵便番号データ(加工済み)を利用した組み込みをご検討ください。
- 本OSSの利用により発生した不具合や損害について、一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。
おわりに
今回ご紹介した拡張フィールドは、microCMS管理画面での入力効率を高めるための一例です。
今後も便利な拡張フィールドのサンプルを追加していく予定ですので、「こんな拡張フィールドが欲しい!」というご意見があれば、ぜひお気軽にお寄せください💬