平素よりmicroCMSをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、2025年5月26日(月)に予定している拡張フィールド機能の仕様変更についてご案内いたします。
今回の変更により、一部のご利用方法においては影響が生じる可能性があるため、事前にご連絡させていただきました。
変更内容
拡張フィールドを利用しているAPIにおいて、コンテンツの「新規作成画面」または「編集画面」を開いた際、microCMS管理画面側から、拡張フィールドとして登録されているアプリケーション(※1)に送信される初期データに、context オブジェクトが追加されます。
なお、今回の変更はコンテンツAPIのレスポンスには影響ありません。
上記のシーケンス図において、①のタイミングで送信されるデータ(MICROCMS_GET_DEFAULT_DATA
)が今回の変更対象となります。
(※1)拡張フィールドとして登録されたアプリケーションは、コンテンツの新規作成画面および編集画面上では iframe 要素として読み込まれて表示されます。以降、本記事では説明を簡略化するため、このアプリケーションを「iframe要素」と表記します。
変更後のデータ例(※太字が追加部分)
{
"id": "some-id", // iframe識別子が入ります。
"action": "MICROCMS_GET_DEFAULT_DATA",
"user": {
"email": "example@microcms.co.jp"
},
"message": {
"data": "iframeでデータを登録しています" // 拡張フィールドの実データが入ります。
},
"context": {
"type": "new_content",
"endpoint": "some-api",
"content": {
"id": null
}
}
}
追加される context オブジェクトの内容
type
"new_content" または "edit_content" のいずれかが入ります。
コンテンツの新規作成時は "new_content" が、編集時には "edit_content" が入ります。
endpoint
コンテンツAPIのエンドポイント名が入ります。
content(id)
コンテンツのIDが入ります。
コンテンツの新規作成時は null が、編集時には実際のコンテンツIDが入ります。
変更の背景
従来、拡張フィールドでは「どのコンテンツ/APIから呼び出されているのか」をiframe要素側で把握することができませんでした。
今回の仕様変更により、microCMSから MICROCMS_GET_DEFAULT_DATA
として送信される初期データに context オブジェクトが追加されるため、呼び出し元のコンテンツやAPIの判別が可能となります。
影響の可能性があるサービス
以下の両方の条件を満たす場合、本仕様変更により影響を受ける可能性があります。
- APIで拡張フィールドを利用している
- iframe要素内で、microCMSから送信される初期データをもとに処理を実行している
推奨される対応
大多数のケースでは、対応は不要です。
もし、iframe要素で初期データの構造に依存した処理を実装されている場合は、追加される context オブジェクトによる影響をご確認の上、必要に応じて処理をご調整ください。
変更予定日
2025年5月26日(月) アップデート以降
※ 不具合や想定外の事項があった場合、リリース日は変更となる可能性がございます。
本件に関するお問い合わせ先
今後もより使いやすいサービスになるよう改善を続けてまいります。
ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合せくださいませ。
引き続き、microCMSをよろしくお願いいたします。
microCMSサポート窓口
support@microcms.io